2012年4月14日土曜日

がん検診|財団法人 長野県健康づくり事業団


がんを早期に発見できれば、決して怖い病気ではありません。
早期発見、早期治療のためにも、定期的にがん検診を受けることが大切です。

肺がん検診

CT検診車

肺がん罹患率は40代後半から増加し、高齢ほど高くなっています。肺がんのリスク要因は喫煙が考えられます。
また罹患率は男性のほうが女性の3~4倍も高く、がんで亡くなる原因の第1位(男性)、第2位(女性)となっています。

事業団では、検診車で市町村・事業所へ伺い、肺がん検診を行っています。X線で肺全体を撮影する方法や、ベッドの上にからだを乗せ、ベッドを少しずつ移動させながらX線の輪を通り、肺を囲むようにして連続で撮影するマルチスライスヘリカルCT検診を実施しています。

検診方法

  • 間接撮影(フィルムサイズ 100 x 100mm)
  • 直接撮影(実寸大サイズ)
  • デジタル撮影(実寸大サイズ)
  • 低線量肺がんCT撮影(32~35枚の肺の断層像)

キーワード

  • 石綿
  • じん肺
  • COPD
  • 肺年齢
  • 呼吸器
  • スモーカー
  • 禁煙
  • 免疫


コーチゾンを下げるためにどのように

胃検診

胃検診は、発泡剤とバリウムを飲み、胃の中を膨らませてX線で撮影し、がんやポリープなどを見つけます。

事業団の胃検診は、住民・職域・施設健診を合わせて年間約9万人の受診をいただいており、発見胃がんの7割近くが早期に見つかっています。早期がんの場合、最近では開腹手術をしないで病変の摘出を行う方法も報告されています。胃カメラ検査も従来よりもずいぶん楽になりました。詳しくは医院へお尋ね下さい。

大腸検診

大腸がん検診容器

大腸がんは、食生活の変化、高齢人口の増加に伴い確実に増加しています。

専用の容器に採便し、提出するだけの簡単な検査ですが、有効性が高く評価され、大腸がん対策の基本とされる検査法です。

便に肉眼では判別出来ないほどわずかな量で血液が混じっていることがあります。これを潜血と言います。便に血が混じるということは、大腸などの消化器管のどこからか出血しているということですが、どこから出血していて何が原因なのかまではこの検査では分かりません。がんや痔、良性のポリープ、薬やストレス等の刺激物で腸が傷ついて出血する場合もあるため、精密検査を受けても異常なしの場合があります。


どのようにカンジダを発音するのですか?

出血原因の特定と治療方法をきめるためにも精密検査が必要ですので、この検査で陽性になったら、必ず医療機関において精密検査を受けましょう。

トイレに流してしまう前に受診してみませんか?もしかしたら、早期発見のきっかけがそこにあるかもしれません。

乳房検診

乳がんは30代後半から急増し、40代後半で最も多く、働きざかりの女性を襲います。
日本では生涯で乳がんに罹る「罹患リスク」は女性16人に1人といわれています。決して他人事ではない状況です。

事業団では、大きく分けて医師による「視触診」、「マンモグラフィ検査」、「超音波検査」を組み合わせ市町村、事業所に年間45,000人の集団検診を行っています。
また、マンモグラフィ検査では精度を期すため撮影技師・読影医師は共に精度管理中央委員会の認定を受けており、同委員会による画像評価を通じて、マンモグラフィ検診機関としての施設認定も受けています。

乳房検診はすべて女性スタッフで行っています。


T - Painの私の女の子がガールフレンドの歌詞を持って

マンモグラフィ検査

乳房を片方ずつプラスチックの板の上に挟んで圧迫し、X線撮影を行います。
触診ではわからない小さながんが見つかることがあります。
乳腺の発達が弱まる40歳以降に受診できます(40歳以下の方ですと乳腺が発達しており、撮影しても全体的に白く写り、がん発見に適さないとされています)。

〇 対象者 40歳以上の女性 2年に1回


超音波(エコー)検診

人の耳では聞き取れない超音波を体内に送り、反射する音を画像化して診断を行います。 表面からは見ることのできない体の内部構造をみることでできます。 乳腺が発達している39歳以下の女性を対象に行っています。

○ 対象者 39歳以下の女性

子宮検診

子宮がんはおもに、子宮の入り口部分にできる子宮頸がんと、子宮の内部にできる子宮体がんに分かれます。子宮頸がんは、生涯の罹患リスクは84人に1人といわれていますが、近年、20代で急激に増加しているがんです。


子宮頸がんのほとんどがヒトパピロマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因だとわかっています。このウイルスは100種類以上のタイプがあり、子宮頸がんの原因になるのはその一部です。主に性交渉で感染します。欧米では受診率が80%以上と高いのに対し、日本では15%程度とまだまだ低い状況です。早期に発見するために定期的な検診がとても大切です。

事業団では検診車2台により、市町村・事業所を実施主体として、年間約20,000人の子宮頸がん集団検診を実施しています。医師が子宮頸部の細胞をステンドガラスに採取し、細胞検査士、細胞診指導医(いずれも日本臨床細胞学会認定)により顕微鏡検査を実施しています。

〇 対象者 20歳以上の女性 2年に1回

前立腺がん検診

前立腺がんの死亡者が増加しています。(長野県は全国的にみて死亡率が高くなっています。)
血液中の前立腺特異抗原(PSA)を測定するスクリーニングを実施し、早期発見に努めています。わずかな採血で簡単に行うことができます。



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